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    失われた街を求めて

    横浜で、「失われた街を求めて」という映像作品が
    産み落とされています。

    作品の中には、ぼろぼろの赤レンガ倉庫など、今はもう姿を消して
    しまった沢山の横浜の風景が納められています。

    「失われた時を求めて」マルセル・ブルースト

    20世紀を代表する長編小説といわれています。

    記憶と時間について、「現実は記憶の中に作られる」と
    いう見解を提起して、20世紀の哲学者たちの時間解釈にも大きな
    刺激を与えたとされています。

    嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象を
    「無意識的記憶」あるいは「プルースト現象」とも言われています。

    ここで、

    「失われた街を求めて」

    という作品ですが、明と暗、光と闇を対比させたような
    シーンがいくつか出てきます。

    これからの未来の横浜と今現在の横浜を映し出して
    いるのか?とも考えたりもします。
    消えゆくこれまでの横浜の街の姿・・・

    ちょうど、『 横浜に再開発の波 』が訪れようとした
    時代の作品となります。

    開港150周年に向けたイベントや、まちづくり・・・

    歴史的建造物など多く残った街、横浜ですが、あっさり姿を
    消してしまうこともあります。
    途絶えてしまったものは、なかなか元に戻らないのに・・・

    物事は、連続し、そして繋がり、積み重なり、引き継がれたり・・・
    その土地の記憶なども絡まり、土地独特な物、風土を生みだして
    きたのかもしれません。

    「浜の記憶」と題した写真展を開いているのは、消えゆく
    「浜の記憶」を引き継ぎ、繋ぎ、みなで考えてみようという思いもあります。
    ともに考え、ともに感じる共感です。

    港湾利用企業の見学やクルーズといった一見、砂浜の再生とは
    関係ないようなイベントも行っています。
    これは、自然と港湾と観光、人々の暮らしがある横浜の街、共生です。

    古き物を壊し、新しいものを創造するのは、実は簡単なこと
    かもしれません。
    古きものを引き継ぎ、創造し、未来に引き継いでいく。
    けれども、時代を反映しながら・・・積み重なっているような創造

    「失われた街を求めて」

    という映像作品が、ここ横浜で産み落とされたのは、きっと
    そういう空気が漂う街だったのだなぁ、、、と感じました。

    そういった空気は、今に引き継がれ、私たちのような
    「ハマには浜を!」という活動を育む風土を先人達が
    残し、引き継いでくれていたのかもしれません。

    開港200周年を迎える未来の横浜の人たちが、さまざまな
    ものや思いを引き継いでいけるような横浜を皆様で考えて、
    感じていければ楽しそうです。

    そうした中のひとつに、「砂浜」があれば、、、と思いました。

    どんな「横浜」を、みらいの横浜人、はまっ子に伝えていけるのか?
    皆様と共感し、共生していく中で育んでいけると素敵なことが
    始まるのでは?とワクワクしてきます。

    実行委員会 Sのひとりごとでした。

    カテゴリー:ハマ浜 通信 | 投稿日:2006年11月27日 | コメント・トラックバック:0件

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